いかなごを炊きました

神戸在住です。
2月の終わりから3月になるといかなごのくぎ煮をあちらこちらの家で炊きます。
毎日いかなごを炊いている香りが四方八方から漂ってきます。

午前中のスーパーはいかなごを買うために長蛇の列ができます。
完全に子育てが終わった主婦が作ることが多く、20キロ炊いて親戚友人に送るのだそうです。
いかなご自体も意外と値段が高く調味料も結構必要です。
家じゅうに魚の匂いがつきます。

子育て世代は作るのが面倒なので母親が作ったものをもらうことが多いです。
私もそうでした。
母や近隣の方から頂いたくぎ煮を毎年おいしく頂いていました。

子供も手が離れたので今年は自分で作ってみようかなと思っていたら、
妹も作ると言うので妹の家に母と私が行き3人で作ることにしました。
妹の旦那さんが海外出張になったので向こうにいる日本人同僚達に持って行きたいとのことで、
取りあえず6キロ買いました。

臭いがついてもいい服に着替え、
部屋から臭いがついたら困る物を除け窓を全開にしていざ調理開始です。
大量に作ると失敗するので1キロずつ作ります。
お鍋が大きいのでコンロが2つしか使えず朝から3回炊きました。
鍋に魚を入れたら絶対に触らないのがコツです。

焦がさないように見張り調味料があと少しになったら水あめを入れ、鍋を良く振りざるにあけます。
すばやくうちわであおいで熱を飛ばすとつやつやのくぎ煮が出来ます。
冷めたら出張に持って行くために妹の旦那さんが用意していた容器に詰めていきました。
これが結構入るのです。

なかなか日本食が手に入らない国なので、
せっかくだからとたくさん詰めたら自分達の分がなくなりそうでした。
昼食を買うのにスーパーに行ったらまだあったので急きょ4キロ買足し夕方までくぎ煮を作りました。

帰宅した姪っ子が「くさーい。」と言っていました。
自分の家用も皆確保して母と私はそれぞれの家路につきました。

帰宅すると留守番していた息子が一言「お母さん臭い。」
でも夕食時にはご飯にくぎ煮をたっぷり乗せ、真ん中に温泉卵を割りいれて頬張っていました。
いかなごの季節になると春が来たなと思います。
卵焼き、チャーハンと色々使えるのでしばらく楽しめそうです。

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